髪の質~くせげ~
一般的に日本人は直毛の多い民族と言われています。
しかし、一説では日本人の70%が大なり小なりくせをもっているくせ毛であると言われています。
一重にくせ毛と言っても、一人ひとり容姿が違うのと同じでくせ毛で悩む方々がみな同じ悩みとは限りません。
ここでは自分の髪の質~くせ毛~を知ることでくせ毛を改善する方法をご紹介します。
自分の毛髪とくせ毛のタイプを知る
くせ毛の種類について説明したいと思います。自分がどれに当てはまるのか観察してみましょう。
毛髪のタイプ
●波状毛タイプ
髪を伸ばすと波状(ウェーブ)にうねるくせ毛で、大きいウェーブや、小さいウェーブなど程度は様々で、髪の表面はツルツルしたものが多いです。
●捻転毛タイプ
言葉の通り、髪がところどころできりもみ状態にねじれていて、太さに均一感が無いくせ毛です。
一見、くせ毛のように見えないケースもありますがちょっとやっかいなくせ毛です。
一本をじっくりと見てみると、ねじれているという状態になっています。髪のA面、B面がくるくると反転しています。
波状タイプのようなウェーブではないので、一瞬クセが無いようにも見えますが、毛根部分を手で固定し、もう片方の手の親指と人差し指で髪を挟んで、その手をすっと毛先へ移動させるとプチプチとした音が出るのも捻転タイプの特徴です。
髪の表面はツルツルしたものが多いです。
●連球毛タイプ
連球毛は渦を巻いて球状になるくせ毛です。ごわごわした髪で、毛が切れやすくなっていますので、これらの中で最もやっかいなくせ毛と言えるでしょう。いわゆるアフロヘアーみたいな感じです。縮毛矯正が不可能なタイプで、長くのばすのに途中で切れてしまうことが多いです。髪の表面はゴワゴワしています。
●縮れ毛タイプ
クセがとても強くみえるタイプです。一番わかりやすいのは黒人の髪の毛です。
縮れており、らせん状に渦巻いている場合もありますし、細かくねじれ、渦をまいている感じのものもあります。断面は楕円に近いが、変形した形状が多く一部が角張ったりしている。髪の表面はツルツル、ゴワゴワがあります。
形状の異なるくせ毛
●うねり系
手触りは悪くないが部分的にひっかかります。波うったり、うねったりと程度は様々でくせが弱いと直毛にみえます。湿気に弱く、広がりやすく膨らみやすいです。
●ねじれ系
手触りがザラついて、ジリジリした印象です。太さが細かったり太かったりする箇所があり均一感がなく、ツヤのない直毛に見える場合もあります。
●渦巻系
手触りがゴワゴワ・ジリジリした印象です。髪の表面が凸凹で太い部分と細い部があります。非常に切れやすく縮毛矯正が難しく小枝のように節がある。
濡れた状態で見たくせ毛
●湿気でクセが出るが濡れるとまっすぐになる
シスチン結合のずれがなく、他の水素結合の影響を受ける要因のみでナチュラルカールになっています。施術する場合、ストレートパーマ(薬剤のみ)では直毛になりません。施術で直毛にするには縮毛矯正が必要です。
●湿気でも濡れてもクセが変わらない
湿気でクセが出るが濡れると落ち着きます。ただしまっすぐではありません。シスチン結合のずれが原因のほぼ100%ストレートパーマ(薬剤のみ)でも直毛になれます。
●湿気でクセが出るが濡れると落ち着くがまっすぐではない
日本人の多くがこのタイプです。シスチン結合のずれもあるし、水素結合の影響を受ける他の要因もあり、水素結合とシスチン結合が両方原因になっていて、やはり熱処理を加えた縮毛矯正が必要です。
部分的なくせ毛
髪全体ではなく、部分的にクセがあるケースもあります。根元が立ち上がってふくらむ耳の後ろや前髪周辺に多いケースです。毛流れが不規則であちこちにむかって生えるケース。重なる部分にボリュームが出て、全体的にバラつきのある印象になります。毛が寝てしまう生えぐせによりペタッとしてしまうタイプ。前髪が割れる・前髪が思う通りにならないなどの悩みは一般的です。毛先は根元より水分が不足しがちで、直毛の人でもパサついてはねることがあります。
くせ毛の原因
「くせ毛の原因」の多くは、遺伝的なものだと言われています。では、なぜ髪の毛にくせは出るのでしょうか?まずは仕組みを知り、原因が何かを考えてみましょう。
クセ毛になる仕組み
クセの程度は毛髪内部のたんぱく質結合であるS-S結合の度合いで大体決まり、ずれ方で弱いウェーブから縮れ毛まで違いがあります。また、毛髪内部の毛皮質(コルテックス)内のたんぱく質繊維分布が不均一であること、毛穴が直毛に比べて少し曲がっていることが挙げられます。毛穴そのものが曲がっているために、S-S結合のずれやたんぱく質繊維分布の不均一が起こると考えられますが、毛穴を真っ直ぐな状態にすることは無理で、スタイリングやストレートパーマで直すしかありません。
Ⅲ代表的な原因
1,毛根の奇形
通常真っ直ぐになっているはずの毛根が曲がっている事。
毛根から生まれる髪の毛は、毛根が曲がっていることが原因で、本来はまっすぐ生えるはずの髪が曲がって生えてしまいます。
2,遺伝
言葉の通り遺伝です。さらにくせ毛は優勢遺伝ですので受け継ぐ確率は高くなります。
親から子へ、クセ毛も受け継がれていくというわけです。
「父親がクセ毛で母親が直毛ならどうなるのですか?」
実は7割以上の確立でくせ毛になってしまいます。
しかし、波状毛は自分ではくせ毛と気がつかない場合があるので、実際に意識している方の割合は変わってくると思います。
また、父親がくせ毛 母親がクセ毛の場合はくせ毛になる可能性は90%を超えるそうです。
髪の色等にも優勢遺伝はあります。
黒髪と金髪の夫婦でしたら、子供は黒髪になる確率が高くなるそうです。
3,ダイエット
過剰なダイエットを行うと頭皮に栄養がいかなくなり、血行不良になる事があります。
ダイエットをすると髪は細くなり、リバウンドすると髪も太くなります。
コレを繰り返すとクセ毛連球毛となってしまいます。
4,添加物や汚れによる毛穴の目詰まり
シャンプーやトリートメントに含まれている添加物、皮脂、汚れが毛穴に詰まってしまうとクセ毛になる事があります。
無添加のヘアケア製品を使用して、頭皮は清潔に保ちましょう。
5,老廃物
質の悪いシャンプーやトリートメントを使用していると頭皮がアルカリ性となり、老廃物が出なくなり髪を圧迫してクセ毛になる場合があります。
人間の体は、体内は弱アルカリ性、皮膚は弱酸性とする事で老廃物を外へ出します。
石鹸や石油からできている製品はアルカリ性ですので、弱酸性のアミノ酸からできているヘアケア製品を使用しましょう。
くせ毛を悪化させる習慣
知らず知らずのうちに、くせ毛を悪化させてしまう習慣を送っているかもしれません。
習慣をほんの少し改善することで、くせの改善にもつながる場合がありますので、ご自分の習慣を思い返してみてください。
・髪が濡れたままの睡眠
シャンプー後の濡れた髪は、くせ毛もやわらかく、うるおい感もあり、 普通の状態であればくせ毛対策にも静電気対策にもなります。しかし、髪は水分をたっぷり含んだままの状態で、何かに押し付けられるという外からの力に 非常に弱い一面ももっています。濡れた髪のまま寝ると、濡れた毛先が枕などに押し付けられ、毛先が折れてしまいます。場合によっては、折れた毛先が絡み合うこともあります。そこへ寝返りでの摩擦・頭の重みによる圧迫などで髪はさらに傷んでしまうのです。
朝起きて、髪の絡みをほどこうと無理にブラッシングなどすれば、折れていない髪までも 傷つけくせ毛を増やす可能性があります。髪の長さに関係なく、寝る前に髪は乾かしましょう!
くせに悩む方のほとんどは根元のクセを気にしている場合が多いです。
なので、最低でも根元から中間部分まではドライするようにしましょう。
・コーティング剤入りのシャンプー
コーティング剤や添加物の入っているシャンプーやトリートメントは毛穴に付着するとくせ毛が強くなってしまいます。
クセだけではなく、抜け毛の原因にもなってしまうので注意が必要です!
・毎日同じ位置で髪を結っている
縮毛矯正やストレートパーマをしていない髪の長い女性にとって、 手っ取り早いくせ毛対策とされているのがまとめ髪です。ヘアゴムがあれば、ひとつに縛ってしまうのは短時間で簡単にできますが、"縛り癖(しばりぐせ)"をつけてしまっているのです。毎日毎日、何年も何年もずっと髪を結っていると、ヘアゴムで縛っている部分の髪のキューティクルを 少しずつつぶしてしまっています。つぶれた部分は次第に断面が平らになり、くせ毛と同じ状態になります。
・ストレートパーマのかけ過ぎは禁物
しっとりとした女性らしさを演出する、くせ毛の人はちょっと出来ないヘアースタイル「くせ毛を矯正するストレートパーマ」。そのため、ヘアースタイルの決まらない、くせ毛に悩む若い女性たちの間で、大変な人気を博しているのがストレートパーマです。しかし、ここにも、実はくせ毛を悪化させてしまう落とし穴が潜んでいます。というのも、確かに、1回目はくせ毛もキレイに伸びて見事なヘアースタイルにしてくれます。でも、それが2度目、3度目となると、髪が傷んでバサバサな髪になってしまいます。その原因は、ストレートパーマを繰り返すうちに、髪のキューティクルが溶けてなくなってくるからです。その代用として髪にコーティング剤を用いますが、所詮は代用品にすぎません。時間がたつとはがれてしまい、再びキューティクルの欠乏したバサバサ髪になってします。その結果として、よりくせの強い髪になってしまいますから、注意が必要です。
くせ毛は治るの?
よほどの縮毛でないかぎり、正しいヘアケアでクセ毛は解消できるのです。
・間違ったシャンプー法
間違ったシャンプー法チェック
まず自分のシャンプーが間違っていないかチェックしましょう。
Q1 シャンプーする前に、髪を十分濡らしています?
Q2 シャンプーは2度に分けていますか?
Q3 地肌(毛穴)を洗っていますか?
Q4 シャンプーはしっかり洗い流していますか?
Q5 シャンプーし終わった後、毛穴が呼吸していますか?
このチェックの中に、1つでもNO のところがあったら
シャンプーの仕方を、もう1度見直してみましょう。
・シャンプー前の湯洗い
しっかりお湯洗いをします。 シャンプー剤を使う前のお湯洗いがとても重要です。お湯の温度は、肌に負担の少ない、40℃前後。 髪全体をしっかりまんべんなく、お湯で洗いましょう。このお湯洗いで、髪の汚れの約70%を洗い流すことが出来ます。 髪は、十分お湯で濡らしていないと、シャンプー剤を吸い込んでしまい泡がたちません。 泡がたたない代わりに、髪の内部にシャンプー剤を吸い込み、髪が重たくなります。そうすると、動きが出ずペタッとしたり、髪の艶が出にくくなったりします。 乾いたスポンジに洗剤をつけても泡立ちません。十分に水をふくませると泡がたちます。 髪もスポンジと同じ原理です
・爪を立てず優しくシャンプー
シャンプーは、髪の表面の汚れを落とす作業です。シャンプー剤をつけ、十分に泡をたてて、毛穴を洗います。両手の指の腹を使って、指先に力を入れ、頭にジグザクを描くように頭皮をしっかりとまんべんなく洗います。頭皮を傷つけるので、爪は立てないように気をつけて下さい。 両手でボールを持つような形にし、それを左右交互に上下に動かし、顔まわりから、 首のつけねまで、はじからはじまで洗っていきます。 特に、クセの出やすいところはしっかり洗います。
十分にシャンプーを流し終わったらトリートメントorコンディショナーorリンスをつけます。水分を絞らず、ダメージの進行している毛先にまずつけ、それを中間部分に伸ばしていくようにして全体になじませます。キューティクルに逆らわず、根元から毛先に手ぐしを軽く通す感じで、トリートメントを内部にまで浸透させます。髪を洗い終わったらしっかりとドライヤーで乾かすことも絶対に忘れずに行いましょう。
・くせ毛を落ち着かせる、髪の乾かし方
お風呂からあがったら髪を乾かさなければいけません。しかし、この髪を乾かすという行為、大変髪を傷めやすいのです。タオルとドライヤーをうまく使いなるべく痛めないよう乾かしましょう。
出来る限りの水分を乾かす前に落としましょう。
動物達がやるように首を大きく振り、水気を飛ばせるだけ飛ばします。
タオルの正しい使い方は"優しく叩くように"です。シャンプーの時と同じく激しく髪をワシャワシャと拭いてはいけません。
早く髪を乾かしましょう。ドライヤーも出来れば業務用の風力の強いものが好ましく、無い場合は市販のでも構いませんが、風力を最大にしましょう。しかし、熱を当てすぎるとそれもまたくせ毛の原因になりますので、ドライヤー自体をフリフリしながら一箇所に熱が集中しないようにしましょう。
・日々のケアがくせ毛改善へ
以上の事を毎日続けていれば、少しずつくせ毛に改善が見られるはずです。また、当たり前ですが不規則な生活、不健康な食生活を行っていたりするとそれだけでくせ毛の原因になってしまう場合があるので要注意です。また、人によって合うシャンプーやトリートメントが違いますので、体質にあった商品を使いましょう。美容院などで専門家に相談すれば個々に合ったシャンプーやトリートメントなど教えてくれます。
・くせ毛専用のシャンプーに替えてみる
シャンプーをくせ毛対策の商品に変えるという手もあります。アミノ酸系のシャンプーを使って髪の毛の水分量をコントロールする事で髪のダメージが少なくなります。そうする事で思うような髪の毛にしやすくなり、セットが楽になります。ストレートパーマは髪の毛に大きなダメージを与えることもあるので一時的な解決方法としては有効かもしれませんがその使用には注意する必要があります。
・大事にしたい髪の毛
髪の毛の寿命ってご存知でしょうか?だいたい4〜6年と言われていますが、紫外線や乾燥などで痛んだ髪の先端から切れ始めていきます。一度痛んだ髪の毛は戻る事がありません。普段からちゃんと手入れをしておく事が癖毛にとって最も重要な事だと思います。乾燥対策用のヘアエッセンスなど試すのも手だと思います。髪との相性は人それぞれですので、美容室などで相談するなどし、ご自身に合うものを見つけるとよいと思います。
くせ毛と雨
くせ毛と雨
雨の日・湿気の多い日だと髪が広がるのはなぜでしょう?
髪が水分を含んだままの状態でいると、くせが出やすくなるからです。外気に湿気が多くなると毛髪内部の水分量が増え、髪が膨らみ全体的に広がりやすくなります。雨の日、じめじめした日はお出かけ前にしっかりブローされることをおすすめします。特に、髪の広がりをおさえるためには、髪の水分バランスをコントロールして、くせが出にくい状態をキープすることが大事なのです。
・雨の日対策
一般的な改善策として、朝シャンプーをして、マイナスイオンのドライヤーでしっかりと乾かす事です。そうする事である程度抑える事が出来ます。また根本的な改善策としては髪の毛を短くする事です。短ければ短い程癖毛になりにくいです。美容院などで相談しながら調整するといいと思います。そして、ハードなワックスを使うのもいいと思います。ジェルなどの非常に固めに仕上げることができる水分が少ないワックスを使うとなお良いです。もしくはスプレー系でもいいと思います。
くせくせ毛と静電気毛と雨
乾燥した季節に起こりやすい静電気。静電気とは、そのまま読むと『静かな電気』と読めます。これは、電気が帯電して物体に溜まったまま動かない電気のことをいうことから命名されたものだからです。パチッとしてとても嫌ですね。この静電気は、髪にとっても悪い影響を与えるものなのです。 静電気は、水分不足や摩擦などで発生しやすくなり、髪に対しては、髪の表面を覆うキューティクルを傷つけ、大切な水分やアミノ酸を流出させてしまい、パサついた髪になってしまいます。そして、一度傷ついた髪は、ささくれ立ったキューティクルの摩擦で静電気を誘発しやすくなり、ますますツヤ髪から遠のいてしまうのです。
・なぜくせ毛は静電気が起きやすいのか?
くせ毛はもともと静電気を受けやすい髪質です。キューティクルが均一ではなく、剥がれやすいという形状をしています。キューティクルには保水効果がありますから、くせ毛は保水効果が得られにくい形状をしていると言えます。また、くせ毛は、一本一本の髪がうねり、髪の間に隙間が多くあり、直毛よりも乾燥しやすくなります。このようにくせ毛であるだけで、直毛よりも静電気にあうリスクが高まってしまうのです。このため、くせ毛の方は、しっかりとした静電気対策をおこなうことが大切です。
・静電気の髪への影響とは
静電気が発生すると、どんな影響があるのでしょうか?
髪にとって静電気が起こる主な原因は、水分の不足・摩擦があげられます。湿気の少ない冬場などに静電気は多く発生しますし、セーターなど毛が多い衣類だと、静電気が多く発生することは経験から感じている方は多いと思います。また、髪はタンパク質からできており、その表面を覆うキューティクルが静電気によって傷ついてしまいます。この傷ついたキューティクルの隙間から、髪にとって必要な水分やアミノ酸が流れ出してしまいます。水分が流れ出た髪は、さらに静電気を誘発しやすくなり、ささくれ立ったキューティクルは摩擦を発生しやすくなるため、さらに静電気を発生させてしまうといった悪循環に陥ってしまいます。
・くせ毛の方の静電気防止対策としては
キューティクルの保護があげられます。くせ毛は、キューティクルが剥がれやすい構造です。これを少しでも防止するために、キューティクルを保護してくれたり、修復してくれたりする機能のあるシャンプーやトリートメントを使用するようにしましょう。キューティクルを保護して、髪を乾燥から守りましょう。悪循環に陥る前に静電気防止対策をすることは、くせ毛対策にとって大切なことなのです。
くせ毛とダイエット・・・?
クセ毛が強くなる原因としては、他にもカラーリングの繰り返しによるダメージや、加齢などによる頭皮のたるみ、あるいはホルモンバランスの変化などが考えられます。
しかし最近になって増えているのが、栄養不足によるものです。
髪をつくる毛母細胞は、体のなかでもとりわけ細胞分裂が活発で、たくさんの栄養を必要とするところです。栄養不足になるとたちまち髪質に影響を及ぼします。そのため、食事できちんとタンパク質を補わないと髪の原料が不足するばかりか、太くてハリのある髪の毛には育ちにくくなります。もちろん、タンパク質だけでは不十分。タンパク質を体内で利用するには、ビタミンやミネラルが不可欠となります。
・過度なダイエットは体だけでなく髪の毛の細部にまで
では、髪が栄養不足になる事案とはどのようなものがあるのでしょうか。主に過度なダイエットなどによる栄養不足です。爪などと同じように髪の毛もまた、過度なダイエットによってとても影響を受けます。幾度のダイエットにより栄養不足に陥った髪の毛はコシやはりがなくなり、摩擦により見る見るうちに髪の毛が傷んでいきます。傷んだ髪はいずれくせ毛として表れてしまうのです。過度なダイエットを行うことは健康な体を害するだけでなく髪の毛までも傷めてしまうのです。
・ダイエットを行う上での注意点とは
では、ダイエットを行う上でどのようなことに気を付けて行えばよいのでしょうか。
そもそも髪の毛の約90%は、十数種類ものアミノ酸が結合してできたケラチンというタンパク質でできています。そのため、食事できちんとタンパク質を補わないと髪の原料が不足するばかりか、太くてハリのある髪の毛には育ちにくくなります。髪の毛の健康は、体の健康ともリンクしていて、髪の毛を検査すれば、不足しているミネラルや有害なミネラルの有無まで一目瞭然とのこと。植物性タンパク質と動物性タンパク質をバランスよく食べることが重要なのです。
・具体的に摂取したい栄養素とは
食事で摂ったタンパク質を髪の原料に利用するには、ビタミンB群が不可欠です。 特に、ビタミンB6は必須。イワシやマグロ、サバなどに多く含まれているので、積極的に摂りましょう。また、頭皮の健康維持や血行促進のためには、抗酸化作用のあるビタミンA、C、EとEPAが欠かせません。 ビタミンAは緑黄色野菜に、ビタミンCはさまざまな野菜や果物に、ビタミンEは玄米やナッツ類に、EPAは青魚に多く含まれているので、毎日バリエーション豊かに摂りましょう。摂った栄養を体内で再利用したり、髪質を高めたりするにはミネラルも絶対に必要です。 ワカメや昆布などの海産物はミネラルの宝庫。しっかり摂るようにしましょう。
そんなにくせ毛って悪い事ばっかりなの?なんて思っていませんか?
ここからはくせ毛のメリットや上手に付き合う方法などをご紹介していきます。
実はある!くせ毛のメリット
くせ毛に悩む方は沢山いますが、その理由は思い通りの髪型にならない、なりたい髪型が似合わないなど、悩みはそれぞれですが、実はくせ毛にもメリットがあります。 くせ毛と上手に付き合っていく上でも、くせ毛のメリットを考えてみませんか?
・アレンジのしやすさ
直毛の方は難しいと思いますが、波状毛の方は、髪型を内ハネにしたり、外ハネにしたりすることが簡単に出来ます。くせが無いとコテを使ったりアイロンを使ったりしないとなかなかハネを作ることは出来ませんが、くせを持っていると簡単に作ることが出来ます。ストレートよりも髪の毛をまとめやすいということも、メリットの1つです。そして、くせの無い毛に比べて、くせ毛はボリュームがあるので、薄毛になってもあまり目立たないというメリットもあります。
・パーマいらずの無造作ヘアへ
最近ではニュアンスパーマなど無造作ヘアが人気です。くせ毛の方はパーマをかけずに無造作ヘアを楽しむことができるのもメリットの一つではないでしょうか。ここで重要となってくるのが、ヘアスタイルリストとのコミュニケーションです。ヘアカットで終わるのではなく、その後のケアや髪の乾かし方からワックスのつけ方などレクチャーを受けるとより長く、より自分好みのヘアを楽しむことができます。
・あこがれのサラサラストレート
とはいえ、くせ毛の方にとってサラサラストレートはとってもあこがれの強いものですよね。今では、手短にサラサラストレートを手に入れることのできる縮毛矯正はくせ毛の方にとって救世主のように思われがちですが、縮毛矯正はリスクもあり、お金も掛かります。何度も繰り返す縮毛矯正は髪の毛に強いダメージを与えることもあるので、毎日のヘアケアを心がけ、縮毛矯正を上手に活用するとよいでしょう。
クセ毛でもパーマをかけられる?
クセ毛でパーマをかけるのは髪の毛のクセを直すストレートパーマか、縮毛矯正というのが一般的で、縮毛矯正した髪にはパーマはかけられないと言われました。ところがデジタルパーマが出現し、クセ毛でも自由にヘアスタイルを楽しめるようになりました。縮毛矯正した髪にもパーマをかけられるようになったのは画期的です。
・デジタルパーマならクセ毛でも大丈夫
デジタルパーマの特長はアイロンを使用せずにカールが簡単に作れること、カラーリングや縮毛矯正で髪が傷んでいてもパーマがかけられることです。これまではクセ毛に邪魔されて、本来のクセよりウェーブが大きいとパーマの効果がなく、全体がクセ毛の場合はストレートパーマか、より強いウェーブパーマをかけるか、毎日時間をかけてスタイリングするしかありませんでした。デジタルパーマなら根元から中間まで縮毛矯正でボリュームを抑え、中間から毛先はウェーブをつけるデジタルパーマにできるので、ヘアスタイルの幅が広がります。
・ストレート+デジタルパーマで自由なヘアスタイル
根元のクセの強さに応じ、ストレートの薬剤を髪に塗布します。根元、中間、毛先とダメージ履歴を計算して塗り分けるのがポイントです。薬剤をしっかり洗い流し、ブロー後、クセの強いところ、ボリュームを抑えたいところにストレートアイロンをかけます。髪のボリュームが落ち着いたら、デジタルパーマ専用ロッドで毛先にカールを作ります。カールを形状記憶させるため、5~10分程加熱すれば仕上げです。美容室でリクエストする時は、根元ストレートの毛先カールとオーダーして下さい
クセ毛を直すならストレートパーマより縮毛矯正
縮毛矯正をかけたところは半永久的にストレートにできるので、クセ毛を直すことができます。ストレートパーマはしばらくすると取れてしまい、早い方では1週間くらいで完全に取れてしまうこともあります。縮毛矯正でも新しく生えてきた髪はクセ毛のままですが、かけたところはストレートヘアなので半年くらいは持ちます。クセの強い髪を縮毛矯正で直すなら、新しく伸びた部分だけに縮毛矯正をかけていけば、ストレート状態を維持することができます。
・縮毛矯正のメリット・デメリット
元々クセ毛、縮毛を伸ばし直毛にするための施術なので、どんなクセ毛もほぼ直毛にすることができます。一度縮毛矯正をすれば、半永久的にストレートを維持できるので、ストレートパーマのように取れてかけ直すという必要はありません。その分薬剤が強く、高温のヘアアイロンも使用するため、髪へのダメージが強いです。縮毛矯正は他のパーマに比べて施術に時間がかかりますし、料金もストレートパーマより高くなります。また、美容室によっては髪の毛が不自然に真っすぐになり、細い針金のようになってしまうことがあります。
・縮毛矯正の髪へのダメージ
効果が高い分、髪へのダメージは美容院メニューで1、2位になるほどです。失敗して髪がチリチリになり、髪を傷めたので切るしかないケースもあります。毎回毛先まで縮毛矯正をかけるのではなく、一度かけたところはなるべくかけない方が髪を傷めずに済みます。毛先がパサついてはねやすくなり、また縮毛矯正するとなると悪循環です。伸びた分だけかけるようにして、なるべく間隔を空けるようにすると髪のコンディションを保てます。時間をかけて高めの料金設定をしているか、仕上がりにこだわりのある美容院の方が安心かも知れません。
・健康で自然なストレートヘアは可能?
クセ毛を直したいけど縮毛矯正で髪を傷めたり、不自然に真っすぐになったりするのはイヤだなと思っている方、ダメージヘアであれば尚更です。ダメージレスな縮毛矯正のために独自開発された薬剤があり、髪の表面のキューティクルと中心の毛髄質にダメージを与えず、キューティクルを整え、たんぱく質も補給するのでトリートメント効果があります。髪のクセレベルを把握し、最適な縮毛矯正をするのが特徴で、アイロンプレス、フルーツカラートリートメントを使用します。すべての髪に対応できるわけではありませんが、リピート率は高いようです。
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