エクステ
ヘアーエクステンションの略称であるエクステは、人毛や化学繊維でできた毛束を直接地毛に装着する「つけ毛」です。自分では装着できず、通常は技術を持った美容室で装着してもらい、地毛に近い自然な仕上がりになります。 髪の毛が短くてもすぐにロングヘアを楽しめますが、種類によって装着方法や取り外し方法が異なり特徴も異なることで注意点も多くあります。 エクステは装着方法だけでなく、後で取り外す方法やメリット・デメリットを事前に知っておくと後々のトラブル等も解消できますよ。
- 知っておきたいエクステの種類
- エクステでメッシュを楽しむ
- エクステで気になる地肌トラブル
- エクステとウィッグの違い
- エクステとカラーの関係
- エクステとパーマの関係
- エクステの耐熱性と素材の種類
- エクステに関するQ&A
- エクステのお手入れ方法
- エクステのヘアアレンジでオシャレの幅を広げる
- エクステのメリットまとめ
- 男性用エクステ事情
知っておきたいエクステの種類
Ⅰ編み込み式
地毛にエクステを編み込む方法は、髪に馴染みやすく、強度もあり、編み込み方には三つ編み、四つ編みの2通りの方法があります。前髪を編み目が見えるように編んだり、頭髪全体を編み込みにしたりする場合、四つ編みの方が人気です。
~三つ編み方法(初級編)~
もっとも一般的な方法で、多彩なヘアスタイルに対応できます。糸ゴムを使用すると強度がさらに増しますが、地毛が短いと装着しづらいです。自分で取り外しできて、付け方も覚えれば自由に付けたり外したりできます。
つけ方
1.エクステを付けたい部分を決め、作業しやすくするために地毛をしっかりブロッキングします。
2.エクステを編み込むポイントを決め、ポイントの毛を逆三角形かひし形で約1cm引き出し、その下にエクステの毛束が横になるように持ち、左側のエクステを地毛の上に交差させて中央に、根元が緩まないようにしながら、右側のエクステを中央に折り返し、その後、三つ編みを作って行きます。
3・毛束同士が垂直に交差するように編み込むと根元が緩みにくいです。3cmぐらいを目安に編み込み、最後を糸ゴムで巻いて留め、簡単に取れないよう、5~7回巻き付けて結ぶようにすれば完了です。
~四つ編みの特長~
四つ編みは三つ編みより編み目と編み目の根元がしっかりしているので、強度がアップし、長時間付けていても緩みにくく、外れにくい特長があります。髪の毛をアップする時や根元に動きをつけたい時にオススメです。三つ編みと同様に自分で簡単に取り外しできます。
メリット
地毛が3~4cmしかなくても、取り付けられます。
編み目を長く持たせたい人、髪の毛の根元に動きをつけたい人にオススメです。
デメリット
編み込みに時間が多少かかってしまうことと、三つ編みより編み目が立体的になるため、少しデコボコした感じになります。
編み込み式エクステの外し方
1・髪の毛が乾いた状態で外すようにして下さい。 2.編み込み部分を留めているゴムをエクステに沿って下に引っ張るようにして外します。 3.編み込み部分の髪の毛を指でほぐすようにして緩めて行きます。編み込みの根元の部分を持ち上げ、ゆっくりエクステを引っ張ると地毛から取り外せます。 ※なかなか取り外せない時は、少しずつ緩めるようにし、無理に引っ張って髪の毛に負担をかけないようにして下さい。それでも取り外せない時は、誰かにゴムを切ってもらいます。
オシャレさんに人気のプルエクステとは?
エクステ登場から10年以上経ち、どうすれば自然に馴染むか、お手入れが簡単になるか、装着の違和感をなくすか研究が進み、今では装着感がなく、普通にお手入れすれば、3ヶ月程度はサラサラ状態が持続するエクステがあります。最初は女優やモデルの間だけで知られていたプルエクステですが、今オシャレさんの間で評判のエクステです。10~20代の人毛を使用し、特別なお手入れをせずに3~5ヶ月は手触り感や質感を維持できます。結び目は米粒ほどの大きさで、エクステ特有の凸凹感がなく、薬剤を使用しないので、髪を傷めません。
・プルエクステのメリット
オシャレ女子にとって最高級エクステとも言えるプルエクステは、これまでどこか付け足し感のあったエクステのイメージを変えました。プルエクステのメリットをまとめると、次の5つになります。「短時間で取り付けることができる」「米粒ほどの結び目なのでゴワゴワ、浮つき、違和感がない」「つけているときのつっぱり感がまったくない」「地毛が3cmでも十分エクステを取り付けられる」「10~20代のキューティクルのある人毛エクステなので、お手入れ次第で6ヶ月は持ち、経済的」一方、長持ちするため、地毛が伸びて結び目が下がってしまうことがある点はデメリットです。
・プルエクステを前髪につけてみる
前髪を切り過ぎて幼くなったとか、前髪を横に流して大人っぽく見せたいのに上手く流れないといった場合にプルエクステが活躍します。編み込み式や超音波式のエクステと比べて、結び目が小さいので前髪に取り付けても、しっかり自然な感じに仕上がります。超音波式エクステは夏の汗ばむ季節で髪の毛が濡れると、装着部分が割れて目立つ心配がありますが、プルエクステは濡れても、風が吹いてもエクステと気づかれません。毛束の太さは様々なので場所によって使い分けることができます。
・プルエクステの取り外し方
超音波式、チップ式など特殊な付け方をしていると、簡単に取り外すことができません。プルエクステは、地毛にエクステを結び付けている特殊な糸を上手に切れば、取り外しは簡単にできます。糸きりバサミか手芸のときに使用するリッパーを準備し、地毛を切ってしまわないよう、できれば家族や友人に手伝ってもらいます。結び目の裏側の2本の横切る糸を切りますが、地毛と間違いがないかハサミの片刃かリッパーを2本の糸のどちらか片方に入れ、上に持ち上げて地毛を離して切ります。
金属チップ式・ボンド付き人毛
装着が簡単にできますので、美容室やエクステ専用サロンに行くより、自分で付け外しをしたい人にオススメです。その代わり、エクステがすぐに取れてしまったり、外せなくなってしまったりというトラブルの可能性があります。ボンド付き人毛は専用のアイロンを使用して取り付ける方法で、人毛の先にボンドが付いているタイプ、溶かしたボンドを人毛に取り付けるタイプの2種類があります。ボンドを使用して固めて装着しますので、手軽にできますが、編み込みや金属チップ式より髪にダメージを与える可能性があります。
メリット
直径5mm前後の金属製リングを1~3個、地毛とエクステに通し、ペンチで地毛の根元に装着する簡単な方法
自分で取り付けることが可能で、装着時間が短く、コストが安く済みます。
デメリット
すぐに取れやすく、地毛を金属製リングに通す量の調整が難しく、少なすぎると抜けたり、多すぎると装着の時に切れたりするケースがあります。また、地毛が金属部分に当たるため、髪にダメージを与えたり、頭皮に痛みが出たりします。
超音波式
ケラチンで加工されたエクステの先端部分を超音波が出る専用の機械を使用し、ケラチンを溶かすことで地毛に装着していく方法です。人の髪の毛の成分と同じケラチンが使用されていますので、地毛に付けても髪の毛にダメージを与える心配がなく、短時間の施術でできます。境目も目立たないように装着できますので、違和感なくスタイルの仕上がりも自然です。しっかり装着しますので普通2~3ヶ月持ちますし、専用のリムーバーで簡単に取り外しできます。美容室によって仕上がりに差がありますので、美容室選びが大事です。
メリット
地毛とエクステの装着部分が目立たず、ブラシで梳かしやすく、編み込みとは違い、シャンプーでしっかり洗えるので、清潔に保つことができます。
地毛と同じケラチン加工したエクステ毛の先端を、専用の機械で溶かしながら接着しますので、地毛への負担が少なく施術も簡単に短時間で済みます。しっかり装着しますので、2~3ヶ月は持続します。
デメリット
美容院のコストが高めであることと、取扱店があまり多くないことです。料金が安い美容室で施術を受けると、装着部分がキレイに仕上がらないこともあります。
超音波式と金属チップ式の取り外し方
超音波式は専用の薬剤を装着部分に浸み込ませて、ペンチなどを使用して取り外します。自分で取り外す時はマニュキュアを落とす除光液を使用して取り外せますが、望ましいのは美容院で取り外してもらうことです。金属チップ式は装着に使用したペンチで、再度緩めて外しますが、編み込み式のように簡単には外れず、自分1人で取り外すのは難しいです。
熱収縮チューブ式
地毛とエクステを長さ5~15mm、直径3~5mmぐらいの熱収縮チューブに通し、ヘアーアイロンでチューブを収縮させて装着します。内側に接着剤が塗られていて、収縮と同時に熱で熔ける仕組みになった熱収縮チューブのタイプが多いです。装着部分が小さくて目立ちにくいメリットがあります。一般的なチューブだと地毛を固定できずに取れやすいのですが、熱収縮チューブは地毛とエクステを包み込んでしっかり固定できます。エクステを取り外すときは、専用のリムーバーを使用して外します。
粘着テープ式
粘着テープやシールを使用してエクステを装着する新しい方法があります。予めエクステの根元に粘着テープが付いた粘着テープ式は、アイロンなどの器具を使用しないので、取り付けが簡単で早いです。ポピュラーな編み込み式とは違い、平面で取り付けるので、装着感に違和感がなく、人気があります。シールエクステも特殊なシールで地毛にエクステを装着させるので、装着感がほとんどなく、装着部分もまったく目立たないので、結婚式やパーティなどで多く利用されています。デメリットは粘着テープ式もシールエクステも価格が高いことですが、長期間使用できるタイプもあります。
ワンタッチ式
エクステも部分ウィッグのように、簡単にワンタッチで取り付けられるタイプが色々出ています。レーン状になったエクステの両端と中央にクリップが付いているタイプや、色付きの毛束にクリップ(ぱっちん)が付いたカラーエクステなどがあります。レーン状のエクステは地毛をブロッキングした後、付けたい部分に両端のクリップを差し込んで固定、最後に中央のクリップで留めるだけで、ブロッキングを外してエクステと馴染ませれば完了です。カラーエクステはその日の気分で地毛やウィッグにクリップに留めるだけのワンポイントメッシュで、本数を増やしたり、カラーを変えたり、自由に楽しめます。
~カラーエクステの取り付け方~
カラーエクステを取り付けたい部分の地毛を少しめくり、クリップで留め、クリップの部分が目立たないよう、上から地毛をかぶせてエクステの根元を隠します。地毛に取り付けたら、髪の長さに合わせて自分でカットします。あまり短くカットしてしまうと、ハネたりして地毛に馴染まないので、大き目のカーラーに巻き、長時間置いてカールをつけるか、ドライヤーを軽くかけます。ただし、耐熱性が弱いのでドライヤーは注意して使うようにし、アイロンやコテは絶対使用しないで下さい。
~カラーエクステの付け方応用編~
基本の取り付け方をマスターしたら、応用編でいろいろな取り付け方を工夫してみて下さい。1本だけのワンポイントメッシュにしたり、カラーエクステの毛束を裂いて細いメッシュにしたり、まばらなメッシュにしたり、カラーエクステを何本か並べて太めのメッシュにしたり、ツートンカラーにしたりとカラーエクステの毛束を使って、様々なヘアスタイルを楽しめます。色々なカラーを何束か繋げてカラフルヘアーにしたり、シマシマカラーのメッシュエクステにしたり、ヴィジュアル系ファッションにぴったりのアイテムになります。
~ワンタッチエクステで便利なスモールピン~
ウィッグのアレンジなどで活躍するピンには、アメピン、Uピン、スモールピンなどたくさん種類がありますが、細かいヘアーアレンジに最適なのがスモールピンです。例えばレーン状のエクステの幅を調整するとき、大きめのピンだと目立ってしまいますが、スモールピンなら小さくて見た目も付け心地も気になりません。差し込んで留めるだけでは後からピンが浮くことがありますので、頭部に向けて地毛をすくうように差し、ピンを差した反対の方向に向けて一回転させるとピンを完全に固定することができます。
その他の方法
ビーズ状のシリコンキャップで装着するシリコンキャップ式は、1人で簡単に取り外せて髪へのダメージが少ないですが、長持ちはしません。ボンド付き人毛は専用のアイロンを使用して装着し、2種類の方法があり、人毛の先にボンドが付いているタイプ、溶かしたボンドを人毛に付けて取り付けるタイプがあります。専用の器具を使用して装着するグルー式はショートヘア向きで、ファイバーミックスはカラーバリエーションを楽しめます。
エクステでメッシュを楽しむ
髪のオシャレの楽しみ方として、エクステでメッシュを入れる方法があります。夏のレジャーなどでメッシュにする人が多いですが、地毛をブリーチしてメッシュを入れると、秋冬になって元の髪の毛の色に戻したい時は、ブリーチした部分にカラーを入れる必要があるので、最近はエクステを使用して簡単にメッシュを入れる方が増えています。エクステなら髪の傷みを気にせずに、ファッションに合わせて派手な色のメッシュを楽しむことができますし、ヘアスタイルのイメチェンも手軽にできます。
・エクステのメッシュ料金は?
エクステのメッシュはヘアスタイルに合わせて、より華やいで見える部分だけ入れることができますし、戻したいときは簡単に取り外せるのでとても便利です。エクステ専門の通販サイトがあり、若い女性たちに支持されています。美容室でエクステを使用してメッシュを入れる場合、メッシュ専用はないので、明るく染色したものを何本つけるかという計算になります。エクステ1本が400~600円程度なので400円×本数で、地毛と馴染ませてカットする必要がありますので、美容室でカットやカラーと一緒にすることをオススメします。
・エクステのメッシュの付け方
最近は簡単にボリュームや長さを出せるワンタッチエクステがあり、プチおしゃれアイテムになっています。取り付けるにはピンやチップ、金具などを使用する方法があり、より自然で簡単な方法はワンタッチピンを使用したメッシュエクステがあります。普通のピンより外れにくく、チップや金具より目立ちにくいので、仕上がりがとても自然です。ワンタッチピンの付け方は、メッシュエクステを装着したい部分を決め、その上の地毛を少し分け取り、内側に地毛を挟み込むようにメッシュエクステを装着し、少し取っておいた地毛を上からかぶせると自然な感じになります。場所が気に入らなければ、何度も付け直しできます。
・1日だけのピン付けメッシュエクステ
エクステでメッシュを入れると1~2ヶ月程度持ちますので、その日の気分で気軽にメッシュを入れたいときは、超音波式、シールエクステなどお金もかかりますので向きません。今日だけエクステでメッシュを入れたいというときは、ピン付け専用エクステを使用する方法があります。雑貨屋やネット通販で販売され、数百円程度なのでリーズナブルにメッシュを楽しむことができます。つける場所によって、地毛と馴染まず、白髪に見えたりするので注意して下さい。
エクステで気になる地肌トラブル
エクステをすると髪の毛が傷むのではないかと心配する方がいますが、エクステの装着で地毛が傷むことはありません。ただ、エクステを装着する際、髪の毛を引っ張って根元の付近に装着しますので、髪の毛よりも頭皮や地肌への負担があります。また、エクステを装着した部分の頭皮はしっかり洗えなくなりますので、その部分に痒みを感じるということはあります。地毛が細い方は髪の毛を引っ張り続けた状態だと、髪の毛が抜けやすくなったという話もあります。アトピーや皮膚炎の方でもエクステでトラブルの心配はありませんが、装着する前に一応、美容師やスタッフに相談して下さい。
・シャンプーをする前に
シャンプー前に髪の毛が絡んでいるところを目の粗いクシでよく梳かします。絡みやすい毛先から梳かし、毛束を少し持ち上げるように、片手で毛束を持って梳かすようにすると、地肌を引っ張る負担を減らし、エクステが抜けることを防ぎます。シャンプー剤はそのまま地肌につけることはNGで、手の平でしっかり泡立てます。そしてエクステ→地毛→頭皮の順につけて洗うようにします。シャンプー剤をエクステにそのままつけてしまうと、エクステのコーティングが剥がれやすくなります。
・シャンプー剤の選び方
シャンプー剤は洗浄力がマイルドなアミノ酸系にして、洗浄力が強いタイプは避けて下さい。洗浄力が高いシャンプーは、エクステのコーティングを剥がれやすくします。シャンプーやすすぎの際は、エクステが絡みやすくならないよう姿勢に注意し、うつむき、下向きではなく、あごを上げて姿勢を後ろに反るようにします。エクステの地肌トラブルで多い湿疹・炎症・痒みはシャンプー後のすすぎ不足が原因の大半だので、しっかりすすぎます。
エクステとウィッグの違い
最近は「エクステウィッグ」というものもあるようですが、エクステとウィッグは基本的な違いがあります。エクステは「つけ毛」であり、ウィッグは「かつら」を意味します。部分かつらもありますが、ウィッグは自分で装着したり、取り外したりできるもので、エクステは美容室などで装着してもらう方法が一般的です。エクステは地毛に編み込んで装着する方法が主流で、よりナチュラルな仕上がりになり、シャンプーやヘアメイクをしてもOKです。ウィッグは自分で簡単に取り外しができますが、自分の髪というより、装飾的にヘアスタイルを変えるもので、その分、バリエーションは多くなります。
・色々な髪型を試したい人はウィッグ
いわゆる「かつら」ですが、かつらは薄毛を隠す、また医療用かつらがあるなど、実用的な意味で使われるのに対し、ウィッグはファッション的要素を重視しています。地毛をまとめてネットを被り、すっぽり覆うタイプのフルウィッグ、えり足に長さを足すためのえり足ウィッグ、前髪ウィッグ、毛束がレーン状になった部分ウィッグなどバリエーションは多いので、色々な髪型を気軽に試したい人に適しています。ただ、しっかり装着しているわけではないため、激しい運動や強風でズレたり外れたりする可能性があります。
・編み込みがアクセント
エクステはしっかり編み込むため、地毛と見た目はほとんど変わりなく、地毛のように取り扱うことができます。ポニーテールのスタイルにしている人で、髪の毛の一部を細い編み込みにしている人がいたら、エクステをつけていると分かります。初めはエクステであることがバレるから、編み込みはイヤだという声がありましたが、最近はかえって「編み込みがカワイイ」から、エクステをつけたいという若い女性が増えています。あなたの周りでも意外にエクステを楽しんでいる女性がいらっしゃるかも知れませんね。
エクステとカラーの関係
今は地毛をカラーリングしている女性が多く、それに合わせてエクステのカラーも選んで取り付けますが、1ヶ月もすると地毛の方は褪色し、根元が黒くなってエクステのカラーとの違いが目立つようになります。エクステを取り付けた状態でカラーリングはできるでしょうか?人毛エクステならできますが、ファイバーエクステは避けた方が良いです。人毛100%かどうか、美容室で確認して行って下さい。ただ、エクステは絡みやすいため、カラーリングの最中や流したときにもつれてしまう場合があります。基本的にエクステを取り付けた状態でのカラーリングはお勧めできません。
・地毛の根元が伸びてエクステの色と合わなくなる
いつもは2ヶ月に1度エクステの付け替えをしている方は、付け替える前に地毛をカラーリングしていますが、1ヶ月くらいで地毛が褪色し、根元が伸びてエクステの色との違いがはっきり分かります。その間、市販のカラーリング剤でリタッチしていますが、エクステの編み目があって上手くできません。1ヶ月ごとに美容室で地毛をカラーリングして、エクステを付け替えるのは経済的にムリがあります。エクステを取り付けたまま、市販のカラーリング剤で上手く染めたいなら、泡タイプのものにすると根元まで染まり、編み目も絡まる心配がないので試してみると良いでしょう。
・エクステの色を染めて、地毛の色を合わせる
地毛とエクステの色の違いが気になるので、エクステを取り外してエクステを染め、その色に合わせて地毛を染めたい方がいます。エクステがまだサラサラのきれいな状態でもったいないからだそうですが、エクステ専門店のスタッフによれば、ベースの色が違う髪をそれぞれ染めても全く同じ色にすることは難しいそうです。同じカラーリング剤で染めれば、似たような色にはなりますが、ベースの色が元々違うのであれば、色が抜けた時に色が違ってしまいます。
・エクステのカラーリングの問題点
エクステのカラーリングの失敗談は少なくありません。まず、人毛100%でないエクステのカラーリングは避けて下さい。エクステは製造段階で何度も脱色し、その上から何度も染色されていますので、何度もブリーチして黒染めしたような状態です。黒染めの染料が髪の毛に残っていると明るく染められませんので、さらにブリーチ剤で黒染め部分を落として、染めたいカラーに染めることになります。元々ダメージ毛なので、カラーリングをすることはとてもリスクが高いのです。
エクステとパーマの関係
ヘアスタイルのバリエーションを楽しむなら、エクステにパーマをかけたり、パーマをかけてウェーブのエクステを取り付けたりしてみたいですね。ただ、エクステ自体、製造工程で髪のダメージがあり、髪に含まれるはずのたんぱく質が少なくなっている状態です。その上、地毛と違って栄養が補給されないので、自然と傷みは進んで行きます。仕上がりを長持ちさせたいなら、エクステにパーマをかけるより、地毛にパーマをかけた後、ウェーブのエクステをつけた方が仕上がりだけでなく、エクステの負担もありません。
・セミロングにエクステで長さを足してパーマをかけたい
美容院とエクステ専門店に出かけてヘアスタイルを変えようという方が、セミロングの髪に大きめのカールでパーマをかけて、エクステで長さを足したいとします。ストレートのエクステを取り付けてパーマをかけるか、パーマをかけた後にウェーブのエクステを取り付けるかで選ぶと、パーマをかけた後にエクステを取り付ける方がダメージは少なく、長持ちもします。美容院ではエクステのウェーブに合わせたパーマを上手にしてもらえると思います。
・地毛がハネた状態なのでエクステの前にストレートパーマ?
約1ヶ月前にヘアスタイルをボブにしたら、首の後ろとその近くが外向きにハネた状態になった方は、馴染ませるためにはエクステの前にストレートパーマをかけた方がよいのでしょうか?取り付けるのは真ん中から毛先にかけてゆるいウェーブがついた感じのエクステです。ゆるいウェーブのついたエクステはすぐにウェーブが取れてしまうので、今の状態なら地毛にストレートのエクステを取り付けて、自分でゆる巻きにした方が良いですし、できればストレートパーマをかけてエクステを取り付けた方が、アレンジを色々楽しめるようになります。
・ミディアムのパーマヘアをエクステでロングにしたい
3ヶ月前にかけたデジタルパーマが満足いかず、ブローしてもきれいにまとまらないため、毎日アイロンでスタイリングしている方が、今のミディアムヘアからエクステを取り付けてロングにしたい場合、縮毛矯正をしなくても上手く馴染むでしょうか?美容室で相談すれば、エクステを取り付けるだけでなく、地毛のボリュームを抑えるためのカット技術などで自然な仕上がりにしてくれると思います。縮毛矯正をするより、パーマを元に戻すためのストレートパーマをかけた方がエクステの馴染みは良いかも知れません。
エクステの耐熱性と素材の種類
・エクステにアイロンは使える?
真っ直ぐなストレートヘアに憧れてエクステを付けたけれど、ストレートにちょっと飽きたので巻き髪にしたいと思うことがあります。せっかくエクステでロングヘアにしたのなら、ストレートだけでなく巻き髪などにもチャレンジしたいですね。そこで気になるのがエクステにアイロンは使えるのかどうかです。エクステの素材によってアイロンが普通に使用できるものと、まったく使用できないもの、低温であれば使用できるものに分かれます。エクステを装着するときは、アイロンでヘアスタイルを自由に変えられるか美容室で聞いておくと良いですね。
・エクステの耐熱性
人毛エクステであれば、地毛と同じようにアイロンは普通に使用できますが、化学繊維はポリマー加工された状態によって、アイロンがまったく使用できない、低温なら使用できる、人毛と同じように使用できるものに分かれます。「耐熱」と記載されていても「90℃」までしか使用できないとか、「180℃」と記載されていても低めにした方がよいとか色々です。アイロンでなくても、シャンプー後のドライヤーのスタイリングで100℃は超えますので、エクステを選ぶときには耐熱性はチェックしておく必要があります。
・エクステをアイロンでスタイリングするには
なるべく温度調節ができるタイプのアイロンを使用し、180℃くらいにするのがベストです。ストレートアイロン、カールアイロンどちらも地毛と同じようにエクステに当てて伸ばしたり、巻いたりして大丈夫です。ただ、人毛がアイロンを繰り返し使うことでダメージがあるように、エクステもアイロンを繰り返し使用するとダメージが目立つようになります。熱を通すとツヤは出ますので、低い温度で繰り返すより、高い温度で回数を少なくした方が良いです。
・エクステの毛の種類
エクステの毛の種類には、人毛(ヒューマンヘア)とファイバーと呼ばれる化学繊維、動物毛に大きく分けられます。美容室では人毛タイプが主流で、原料は中国人やインド人の毛が主流です。地毛に近く、パーマやカラー、アイロンも可能で熱処理に耐えられる特徴があります。ファイバーはナイロンやポリエステル、モノファイバーなどの素材があり、赤や青など原色の発色がキレイに出せる特徴があります。動物毛はそれだけで使用されることはありませんが、人毛とミックスして使用されることがあります。パーマなど熱処理をするとダメージになる場合があります。
・エクステの素材はほとんど化学繊維?
人毛エクステはかなり価格が高く、60本で5万円程度かかってしまうため、普通の人にはなかなか手が届きません。つまりサロンで使用されていたり、販売されたりするエクステの素材には化学繊維がほとんど使用されているということです。最近はアイロンを使用してヘアアレンジを楽しむ方が多いので、アイロンを使用できるように化学繊維の周りをポリマー加工など施したエクステが出ています。しかし、エクステつけ放題などのプランにはポリマー加工していない素材が多く、知らずにアイロンを使ってエクステが変形してしまい、付け直さなければならなくなることもあります。
・人毛(ヒューマンヘア)
ナイロンやポリエステルなどのファイバーと見た目だけでは、見分けがつきにくいですが、触ってみると手触りの違いがはっきり分かります。人間の髪の毛を薬剤処理しており、ファイバーに比べると価格は高くなりますが、軽い質感でサラサラした感触と地毛に馴染みやすいので人気があります。耐熱温度が250℃と高いので、地毛と同じようにパーマやドライヤー、コテで巻くことが自由にできます。アレンジも自在にできますし、エクステは3~4ヶ月で交換するものなので、地毛のようにお手入れに神経を使わなくて良いというメリットがあります。
~人毛エクステでできること~
一部を除いて地毛と同じようにシャンプー、コンディショナーを使用できます。地毛ではないため、髪の傷みを気にして染めにくい、ビビットなカラーリングにもチャレンジできます。また、ビビッドなカラーリングのエクステは、地毛を染める時と違い、シャンプーしてもほとんど色落ちしません。色々な色をまぜて思い切りカラフルにして、自由にカラーリングのおしゃれを楽しむことができます。編み込みによるエクステは丁寧に扱ったとして、3~4ヶ月で交換する必要がありますので、ブリーチやカラーリング後のヘアケアをあまり気にしなくてOKです。
~人毛エクステの原毛は?~
現在、日本で使用されている人毛エクステの大半は、日本人の髪質と同じアジア圏内の人の毛で、中国人やインド人が多いです。西洋人の毛は軟らかく、コシやハリがないので、日本人のエクステとしては馴染みにくいのです。美容室や専門店で施術される人毛エクステは、原毛の採取、消毒・洗浄、脱色・染毛、コーティングといういくつかの工程を経て製品化されています。現在、美容院や専門店で取り扱っているエクステのほとんどは人毛100%か、人毛と耐熱ファイバーの人工毛のミックスのいずれかです。
~人毛100%の見分け方~
2割程度ファイバーが混ざっていても、見た目では分かりませんし、8割が人毛であれば、コテ巻きも普通にできます。ただ、ブラッシングするとファイバーから大量に静電気が発生して毛が絡まりやすく、枝毛、切れ毛の原因となり、人毛に悪影響を及ぼし、エクステの寿命も短くなります。人毛と人工毛の究極の見分け方ですが、寿命で取り外したエクステの毛先をライターで焦がすと、人工毛の場合、プラスチックが溶けたようなニオイ、人毛100%は髪の毛が焼けた独特のニオイがします。十分に注意して行って下さい。
・ファイバー(化学繊維)
見た目では人毛(ヒューマンヘア)と変わりませんが、少しゴワゴワした手触りで、価格は人毛よりリーズナブルな点が魅力です。カラーバリエーションは豊富に揃っており、発色が明るいものが多く、普段は絶対にカラーリングしないようなピンクのエクステもありますので、イベントやパーティなどに利用できます。ただし、アイロンやパーマの熱処理には弱く、縮れたり熔けたりしますので、コテで巻いたり、後からカラーリングすることはできません。人毛や形状記憶毛をミックスしたもの、人工たんぱく質毛もあり、たんぱく質毛の場合はアイロンの使用に耐えることができます。
・動物毛
人毛とミックスしたエクステが多く、動物毛だけだと毛が傷みやすくなります。価格が安いエクステの中には、人毛100%と表示しながら実際は30%くらい動物(特に馬毛)が混ざっていることがあります。ただ、もともとヘアーエクステンションはアフリカで「神への信仰の証」として、動物毛や人毛を使用し、伝統的な方法で作られました。様々なスタイルが開発され、ミュージシャンがよく利用した「ドレッド」スタイルはその一つです。
エクステに関するQ&A
・ショートやボブでもエクステが付けられる?
エクステを付ける技術にもよりますが、基本的にはどんなヘアスタイルにも馴染ませることができます。一人一人の髪質や毛量、髪の毛の長さなどによりつける位置を変え、どの位置に何本付けるかはセンスが問われますが、あまりにショートヘアだとエクステが取れやすいことがあります。最低5cmくらいまで伸ばしておいた方が良いでしょう。美容室によってメンテナンス期間があり、その間に取れた場合は無料でメンテナンスしてくれるサービスがありますので、確認してみて下さい。
・エクステに枝毛ができたら?
人毛を使用したエクステであれば、地毛と同じく枝毛になることがあります。できた枝毛はカットしますが、枝毛を予防するには地毛と同じようにヘアケアが一番です。人毛を使用している場合、髪の毛に栄養分が行き渡らないので、シャンプーだけでは傷みは防げず、枝毛になったり、パサパサになったりします。1週間に2~3回程のトリートメントやパックが必要で、それ以外にお風呂上りのタオルドライした髪に、洗い流さないタイプのトリートメントをつけ、ドライヤーで根元からしっかり乾かします。寝るときは椿油や馬油などを薄くエクステ部分に馴染ませ、緩い三つ編みにして寝ると枝毛も絡まりも予防できます。
・エクステをつけたらフケが増える?
エクステ経験者のアンケートによれば、約8割程度の方が「フケが増えた」「フケ対策の悩み」を訴えていました。しかし、エクステとフケの直接的な因果関係はありません。エクステをつけても今まで通りのシャンプーの仕方だと、頭皮の汚れが溜まり、フケの原因になります。フケを予防するシャンプーのコツは、しっかり根元を指の腹で揉み込むように洗うことです。また、リンスやトリートメントが根元に残らないよう、地肌につけず、エクステ部分や地毛の毛先につけます。
・エクステをできるだけ長持ちさせるには?
美容室でせっかくエクステをきれいに仕上げてサラサラヘアを手に入れたのに、普段のシャンプーや間違ったケアなどを続けると、すぐに絡まったり、パサパサになったりします。エクステをなるべく長持ちさせるためにはシャンプー時、睡眠時、スタイリングやアレンジのときの注意事項や、普段の生活で気をつけることがあります。人毛エクステは消毒やカラーリング等の処理をした後、仕上げ剤を塗布してサラサラにしていますので、シャンプーで仕上げ剤がハゲると傷みやすく、絡まりやすくなります。エクステを長持ちさせる基本は、髪の毛のシャンプー&ドライを正しい方法ですることです。
・エクステをダメにする原因とは?
エクステに使用されている素材は地毛と同じ弱酸性で、プールの塩素や海の塩水に浸かると酸性に偏り、エクステがボロボロに傷んでしまいます。一度傷んだエクステは、なかなか元通りのサラサラの状態には戻せません。また、エクステ装着時に大量に汗を掻くと、地毛が湿って髪にうねりが出て、エクステが絡まりやすくダマになってしまいます。大量に汗を掻くと地肌ごと髪の毛をゴシゴシ洗いたくなりますが、エクステ装着時はそれができずに絡まる原因になります。
エクステのお手入れ方法
せっかくキレイに装着したエクステはできるだけ長持ちさせたいですね。エクステ初心者はお手入れ方法が分からずに、装着してすぐにエクステが数本取れてしまったり、絡まってしまったりというトラブルが起きがちです。それまでショートヘアだった方は、シャンプーのときに今までのようにゴシゴシ洗ったり、水気を取るときにタオルでゴシゴシ拭いたりして、髪の毛が絡まりクシが通らなくなってしまうケースもあります。エクステを長持ちさせるにはシャンプーとその後のケアが大切で、取り外し可能なワンタッチエクステはブラッシングでお手入れできます。
・シャンプーとお手入れ
ポイントは絡まないようにすることで、髪を濡らすときも下に向けて濡らすのではなく、正面を向いてシャワーで濡らします。髪の毛の洗い始めやシャンプーをシャワーで流すときに下を向くと、髪の毛が絡まりやすくなるので注意します。
次にシャンプーはやさしく、地肌と髪の毛の根元を指の腹を使って揉み込むように洗い、毛先は泡を作って揉み込むように洗います。エクステの部分を三つ編みにまとめ、地毛と一緒にシャンプーする方法もあります。爪が長い方やしっかり洗えないときは、シャンプーブラシを使用する方法もあります。
シャンプーはノンシリコンタイプがお勧めで、最近は市販品にも種類が増えて来ています。洗い流すときも頭を下に向けず、正面を向いて流します。
そしてトリートメントは洗い流すとすすぎ時に絡まってしまうため、洗い流さないタイプにします。
・タオルドライとドライヤー
タオルで髪を包むようにし、上から手で軽く叩くようにし、髪の毛が絡まないように水分をタオルに吸い取らせます。ドライヤーで乾かすときは、目の粗いクシでしっかり梳かし、洗い流さないタイプのトリートメントをつけ、指を通して髪の毛の流れに沿ってドライヤーの風を上から下に向けるようにすると、髪の毛が絡まりにくいです。人毛エクステはドライヤーの耐熱性がありますが、ファイバーエクステの場合は耐熱性が弱いので、温風より冷風で乾かした方が良いと思います。ドライヤーでしっかり乾かさないと、翌朝のお手入れが大変になります。熱に弱いファイバー素材のエクステは冷風の方が良いです。
・エクステが絡まらないようにするために
シャンプー前の乾いた髪にトリートメントを塗布し、シャワーで洗い流すと絡まりにくくなります。シャンプー時は軽く揉み洗いし、しっかり洗い流し、ドライヤーの乾燥で絡んだときは、洗い流さないトリートメントなどで横方向にほぐします。睡眠時は必ず乾かした状態で、裏ワザとしてエクステを左右2つに分けて三つ編みにすると擦れや絡まりを防げます。スタイリングやアレンジのとき、コテやアイロンは避け、ローションをつけた後、よく乾かしてスタイリングします。
・ワンタッチエクステのお手入れ
取り外しできるワンタッチエクステは、取り外してウィッグのようにお手入れができます。ウェーブタイプはウェーブが取れないよう、注意してブラッシングし、絡みやホコリを取ります。専用ブラシを使用するか、静電気防止ブラシの使用が望ましいです。絡まるときは、専用スプレーを使用して、裾の方から少量ずつブラッシングします。耐熱ファイバーや人毛エクステのカールが取れてきたら、コテを180度までにして巻いてお手入れして下さい。
エクステのヘアアレンジでオシャレの幅を広げる
髪の毛を伸ばすとクセが出てまっすぐサラサラヘアにならない、髪の傷みが目立ってしまうという方にエクステはオススメです。黒髪のロングヘアにしたり、サラサラストレートヘアにしたり、大人っぽく大き目のカールでボリュームを出したり、カラーエクステで遊んでみたり、差し色を効かせてオシャレのアクセントにしたり、普段はショートヘアだけど、ドレスアップしたときのアップヘアにしてみたりと自由にオシャレの幅を広げることができます。ウィッグにエクステを装着するとさらにアレンジの幅が広がりますよ。
・黒髪エクステでアジアンビューティ
日本人の美しい黒髪は海外の人たちには憧れで、タレントや女優さんにも黒髪を見直す人が増えています。黒髪エクステは日本人の顔立ちに合うので、エクステ初心者も安心です。前髪ぱっつんのストレート、エクステだからできる腰までのロングストレート、くせ毛風のゆるいナチュラルウェーブ、黒髪で作る人気のゆるふわガーリーヘア、センターパートでエキゾチックなロングストレート、不自然に黒過ぎないナチュラルロング、中間から毛先にかけて大きめのカールを入れた大人っぽいウェーブロングなどバリエーションは豊富です。
・カラーエクステで遊び心を
ちょっと勇気がいるかも知れませんが、やってみたら意外に新鮮でハマってしまうかも知れませんよ。自分の髪の毛を染めるわけではないので、傷みを気にする必要はありません。グラデーションエクステにしたり、ピンクアッシュ系カラーの地毛にパープルグレーのエクステを取り付けたり、金髪にピンクとラベンダーのエクステを取り付けたり、茶色のグラデーションエクステに差し色で白のエクステをアクセントに入れてみたり、ネオンカラーや黒髪にブラウンとピンクの2トーンカラーエクステを入れたりと個性派ヘアファッションが楽しめます。
・ウィッグにエクステをつけてアレンジ力アップ
ワンタッチで装着できるクリップ式エクステがありますので、ウィッグにエクステを取り付けてアレンジすることもできます。ウィッグにボリュームを出すとか、ウィッグより明るい色のエクステにしてハイライト効果を出すとか、暗い色のエクステにしてローライト効果を出すこともできます。フルウィッグにエクステを装着する場合は、ウィッグスタンドにウィッグを載せて装着すると良いです。クリップ式は取り外しが簡単なので、日替わりで色を変えることもできます。
エクステのメリットまとめ
髪の毛を伸ばさなくても簡単にイメージチェンジができるエクステは、ショートヘアの人も簡単に憧れのロングヘアにすることができます。思い切って髪をショートにしたけれど、似合わない、短くなり過ぎたという時にもエクステなら元のロングにすることができます。成人式や卒業式、結婚式などでヘアセットする時に、ボリュームを出したい場合もエクステで毛の長さや量を調節できます。化学繊維だけでなく人毛を使ったエクステもありますので、仕上がりがより自然になります。エクステのメリットをまとめてみました。
・ロングヘアや髪のボリュームを出せる
髪を伸ばすには時間がかかりますし、根気も要ります。髪がクセ毛でロングヘアにしたら手入れが大変という場合もありますが、エクステなら地毛を伸ばさずに、まとまりのあるロングヘアにすることができますし、ストレートパーマをかけずにキレイなストレートのロングヘアスタイルにできます。成人式や卒業式などで晴れ着を着る時、希望するヘアセットにボリュームが必要な場合にエクステをつければ、毛の長さやボリュームを調節して思い通りのヘアスタイルにすることもできます。メッシュやポイントで色を入れることも自在です。
・自然な仕上がりになる
エクステは人毛を使ったタイプがあり、地毛に毛束を大体編み込みで装着しますので、つけ毛という感じがなく、地毛に馴染んだ自然な仕上がりになります。エクステの毛の色や長さも自分の髪に合うように好みで選ぶことができます。だから「エクステにしたことバレないかな?」とか、「不自然に見られないかな?」という心配は必要ありません。美容室でエクステを装着すると、長さを揃えるためにカットして仕上げることもできます。美容室のメニューでは、「調整カット」(なじませカット)になっていると思います。自然な仕上がりなので、急にロングヘアになったと周囲がビックリするかも。
・ズレや外れる心配がない
エクステの多くは編み込みによる装着で、地毛にしっかり取り付けられていますので、ズレる心配はありませんし、少々引っ張ったとしても簡単に外れたりしません。シャンプーや激しい運動をしても大丈夫です。その代わり、編み込みによるエクステの持ちは2~3ヶ月ほどです。編み込んだ根元が伸びて来て、根元じゃない部分に編み込みが出来たりして髪が絡まってしまうからですが、丁寧にお手入れすれば3~4ヶ月持たせることも可能です。
男性用エクステ事情
男性のヘアスタイルもバリエーションが増えて来ましたが、自分の髪質やクセのために思い通りのヘアスタイルにならないことも多いです。若手の人気俳優がウィッグを使用していると聞いて、メンズのフルウィッグをつけてみたら、自然な仕上がりにならないこともあるようです。女性用のフルウィッグの方が質が良く、価格が安いので、女性用を購入して美容室でカットしてもらう方もいます。エクステはワンポイントエクステが中心で、メンズ用のワンタッチエクステはまだ流通していないので、レディース用を使用することになります。ヘアーエクステだけでなく、まつげエクステを始める男性も増えているそうですよ。
・ワンタッチエクステの選び方
会社勤めをしていれば、髪を染められない制約がある男性もいます。簡単に取り外しができるワンタッチエクステなら、ワンポイントカラーのオシャレが楽しめます。レディース用から選ぶことになりますが、選び方のポイントとしては「クリップが小さい」、「毛量が少ない」、「毛が短い」、「地毛とクリップの色を合わせる」の4つがあります。クリップが目立つとカッコ悪いですし、毛量が多いとカットが大変ですし、毛の長さに合わせて価格が高くなります。
・カット・取り付け・セット
レディース用のワンタッチエクステは男性には長めなので、自分の髪の長さに合わせ、少し余裕を持たせてカットします。毛量が多ければ半分に分けて減らし、縦に梳きバサミか普通のハサミを入れて、毛先に行くにつれて細くなるようにカットします。クリップが隠れるように髪の毛の根元に取り付け、地毛とエクステを馴染ませるように、毛先を捩じるようにしてヘアワックスを付けると、毛先にまとまりが出て仕上がりが自然になります。
・ワンタッチエクステに関する質問
エクステの仕上がりを自然に見せるには5~6本、多くても10~13本くらいが限度だと思います。薄毛、軟毛、クセ毛でもエクステは取り付けられます。エクステを付けているとバレるのが気になる方がいますが、基本的にバレないエクステはないと思って、髪のオシャレを楽しんで下さい。ワンポイントカラーのエクステを使用するなら、手軽にメッシュカラーを楽しめるポイントカラーワックスで代用できるという方もいます。確かに手軽にメッシュを入れることができますが、毛先を捩じったり、時間が経ったりすると粉を拭いたようになりますので、あまりお勧めできません。
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