ノンシリコンシャンプーの効果
ノンシリコンシャンプーの効果
そもそもシリコンとは?
ノンシリコンが注目されている中、「じゃあシリコンは悪いものなの?」と思う方もいるかもしれませんが、シリコンが悪いとは限りません。シリコンは化学反応によってつくられる人工化合物質です。シャンプー、トリートメントだけでなく、ブローローションやスタイリング剤等スキンケアやヘアケアに広く使われています。毛髪対しての作用はキューティクルに付着し、コーティングをする事です。
効果としては手触りの向上、ツヤを出すなどがあります。安価で作れる上にダメージヘアなども手軽に手触りを改善できるために非常によくつかわれます。
しかし注意したいのは、シリコンは髪をコートするだけで、髪を補修したり、浸透して保湿やタンパク質の修復をするような効果はありません。また、髪の毛にあまり良くない成分もあり、ラウレス系成分(ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸TEA)が成分表示の上のほうにあるものも避けたほうが無難です。
あまり良くないシリコンだと、髪に付着して、水で流す際にキューティクルを一緒にはがしてしまったりします。
また、現代女性のようにヘアカラーやパーマ、縮毛矯正などの化学薬品を多く使用している方の場合は、シリコンがコーティングしているので、薬液を跳ね返してしまい、浸透しにくくなったり、使用した薬液を髪の内部に閉じ込めて残留させてしまうことにもなります。
◆シリコンのメリット◆
手触りがよくなる
ツヤがでる
安価で使える
◆シリコンのデメリット◆
補修する力はない
カラーやパーマがかかりずい、落ちやすい
なぜノンシリコンが良いのか
前にも書いたようにシリコンはそんなに悪いものではありません。ラウレス系成分(ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸TEA)が成分表示の上のほうにあるものを避ける等すれば害があるわけではありません。
ではなぜ、今ノンシリコンシャンプーが注目されているのでしょうか。
ここ最近では、「無農薬」や「無添加」など、自然志向がとても強まってきています。
ヘアケアでも、髪の毛はもちろん「頭皮」のケアが今とても着目されています。そこで、コーティング作用のあるシリコン入りのシャンプーでシャンプーすると頭皮に膜を張ってしまう。なんだか頭皮がべたつく。という方はシリコンで頭皮をふさいでしまっているかもしれません。ではシリコンの入っていないシャンプーをつかえば膜がはることもなく健康な地肌を維持できるのでは?
汚れを落とすためのシャンプーなのにシリコンでコーティングしてしまっては意味がないという考え方などからノンシリコンシャンプーが注目されてきているのです。
地肌を清潔な状態にたもちつつしっかりと洗浄できるのがノンシリコンシャンプーもです。