カラーリングの色落ちはどうして起きる?
カラーリングの色落ちはどうして起きる?
日本人の黒髪は外国人のように色素が薄くはないので、カラーリングしても色が染まりにくく褪色(色落ち)しやすい髪色と言えます。特にアッシュ系の色は抜けやすいとされますが、これは日本人の髪に赤色のメラニン色素が多く、ブリーチをするとアッシュ系の正反対の色(補色)である黄色が残りやすくなるので、色が出にくいためです。しかし、色落ちしやすいのは色素の特性や色の種類というより、ヘアケア習慣によるものが大きいのです。知らずに続けているヘアケア習慣が色落ちを早めていることが多いので、カラーリングの持ちを良くするために原因を知っておきましょう。
色落ちの原因~シャンプー
色落ちの原因~シャンプー
ヘアカラーが熱に弱いことを知っていますか?熱いお湯でシャンプーするのは色落ちだけでなく、キューティクルが剥がれやすくなるので髪のダメージの原因になります。髪が傷むことでさらに色落ちが進んでしまうので、38度くらいのぬるま湯でシャンプーするようにします。スプレーやワックスをたくさんつけるとシャンプーで洗い流す回数が増え、洗浄力の強い市販のシャンプーだと色落ちしやすくなります。スプレーやワックスの使いすぎも原因になります。カラーリング後は洗浄力が強い市販のシャンプーより、酸性か弱酸性のシャンプーが望ましいです。
色落ちの原因~ドライヤー
色落ちの原因~ドライヤー
シャンプー後、生乾きにするとキューティクルが傷つきやすくなるので、しっかり乾かす方が良いと思いがちですが、ドライヤーで乾かし過ぎると髪を傷めます。髪の傷みは色落ちの大きな原因で、必要以上に乾かし過ぎるとドライヤーの熱で髪が傷み、保水力が失われ、色落ちが進んでしまいます。髪から10cm以上離し、根元からなるべく時間をかけずにドライヤーで乾かし、8割程度乾かすようにします。普段から髪を傷めないように意識することで、ドライヤーの前にトリートメントをつけるとダメージと水分の蒸発を防げます。
色落ちの原因~紫外線
色落ちの原因~紫外線
海水浴や屋外レジャー・スポーツの後に髪の色が明るくなったように感じませんか?お肌と同じく髪も紫外線の影響でダメージを受け、髪の80~85%のたんぱく質が紫外線のダメージを受けると髪の柔軟性が失われ、保水力が低下し、パサパサでゴワゴワした髪になってしまいます。また、紫外線は髪の中に定着した染料を分解してしまうので、カラーリングの色落ちが進んでしまいます。お肌だけでなく、髪や頭皮のUVケアを心がけて下さい。